個人的にはiPhoneに最初から入っているメモアプリを使っている方も多いかと思いますが、仕事のメモは他のアプリを使っている方が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、iPhoneに対応している仕事でのメモを取るのに最適なアプリをご紹介させていただきます。
仕事上のメモの管理に困っている方や、現状使っているアプリに不満を抱えている方は是非参考にしてみていただければと思います。
目次
iPhoneで使えるメモアプリを選ぶ上でのポイント
①メモへのアクセス性が良いか
スマホでメモを書く際に、色々なところをタップしないとメモを書けないようでは、何か書かなければいけない時にメモを書くことができません。
そのため、アプリを起動したらすぐに書けるくらいのアクセス性の良さが求められます。
②複数デバイスで利用することができるか
仕事のメモの場合、スマホだけでなくPCにも同期ができることで、必要な時にメモを活用することができます。
仕事中はPCからメモを取り、外出先ではスマホから確認したり編集をすることで、うまく活用することできるようになります。
③ビジネス向けの機能が搭載されているか
例えば、「メモに関するコミュニケーションが取れる」「他人への共有が簡単」など、仕事で使う上で便利な機能があることが望ましいです。
自分用のメモとして管理するのではなく、それらを共有したりすることで、より良いアイデアや業務に繋がる可能性が高くなります。
iPhoneで使えるメモアプリ10選
チームの情報を最も簡単に残せるツール
「Stock」

Stockは、チームの情報を最も簡単に残せるツールです。
「チャットツールだと情報が流れていき、ファイル共有だと面倒」という問題を解消します。
Stockでは、「ノート機能」を使って簡単にメモを残すことができます。
もちろん、iPhoneだけでなく、PCやタブレットにも対応しています。
<Stockをおすすめするポイント>
- ITに詳しくないチーム向けのツール
ITの専門知識がなくても大丈夫。詳しくなくても簡単に始めることができます
- とにかくシンプルで、誰でも使える
余計な機能は一切なくシンプルなツールなので、誰でも簡単に情報を残すことができます
- 驚くほど簡単に「情報ストック」と「タスク管理」ができる
社内の共有情報等の「情報ストック」が驚くほどしやすく、また「タスク管理」も直観的に行うことができます
<Stockの料金>

40ノートまでは無料で利用することができます。
有料プランにすることで、ノート数が無制限になる他、「誤削除防止機能」や「編集履歴機能」などのビジネス利用には必須の機能が利用できるようになります。
有料プランでも1人あたり月額400~500円程度という非常に手頃な価格で利用することができます。
https://www.stock-app.info/pricing.html
<Stock利用ユーザーの声>
Stockを使って、運営するECサイトに関する施策のメモを残している実際の利用ユーザーの声をご紹介いたします。
こちらのユーザーさんは、従来、施策内容をファイル化しメール添付によって共有していましたが、メール添付による共有は後から見返すことが困難で、過去に効果のあった施策が何かを蓄積することができていない状態でした。
そのような中、Stockを導入することで、チーム内でECサイトの「施策内容」と「その結果」を、蓄積する環境を整えることができたということです!
デザイン性に優れたメモを作り込みたい人向けメモアプリ
「Dropbox Paper」

Dropbox Paperは、チームのメンバー同士でメモを作り上げることができるメモアプリです。
Dropbox内に保存されているファイルとの連携が強化されているので、関連した内容の紐付けが簡単になっています。
<Dropbox Paperのポイント>
- チェックリストやコメントなどの機能が豊富
チェックリストが入れれたり、特定の内容にコメントを付けれるなど、付加機能が豊富にあります
- Dropboxとの連携
Dropbox内のファイルを貼り付ければ、ダウンロードすることなく、すぐに開くことができます
<Dropbox Paperを使う上で気をつけておきたい点>
- 情報の整理が難しい
作ったものは作成順に表示されるため、それらをフォルダごとに分けるなどの操作に手間がかかります
- 各機能を覚えるのに時間がかかる
ほとんどの機能がアイコンのみで表示されているため、どのアイコンがどういった機能なのかを習得するのに時間がかかります

「Milanote」

Milanoteは、クリエイティブワークに特化したオンラインメモサービスです。
ボードと呼ばれる場所に、ドキュメントや画像・動画などを自由に配置することができるため、視覚的に把握することができます。
<Milanoteのポイント>
- メモや画像を視覚的に関連づけられる
ボードと呼ばれる場所にメモや画像を貼り付けると関連するもの同士を線で結ぶことができます
- PDFやWordへのエクスポートが可能
ボードの内容をエクスポートでき、関連づけた情報がまとまって出力されます
<Milanoteを使う上で気をつけておきたい点>
- 日本語対応されていない
機能が豊富にあるにも関わらず日本語化されていないため、使い始めるにはハードルが高くなっています

Markdownでの記載やコードの共有をしたい人向けアプリ
「Confluence」

Confluenceは、JIRAなどのプロジェクト管理ツールを連携して利用することができるメモアプリです。
プロジェクト管理ツールと連携できるため、開発関連のドキュメントを共有するのに適しています。
<Confluenceのポイント>
- プロジェクト管理ツールとの連携
プロジェクト管理ツール「JIRA」との連携ができるため、開発関連のドキュメントをスムーズに共有することができます
- 細かい権限設定が可能
Wikiの閲覧や編集を細かく制限することが可能です
<Confluenceを使う上で気をつけておきたい点>
- エンジニア向けツール
JIRAとの連携やMarkdownでの記載など、エンジニア向けの仕様になっているため、非エンジニアの方には難易度が高いものになります

Inkdropは、エンジニアやデザイナーのための、Mac、Windows、Linuxで利用できるメモアプリです。
<Inkdropのポイント>
- エンジニアやデザイナーに嬉しい機能が充実
マークダウンやコード共有に対応しているため、エンジニアやデザイナーに取って使いやすいものになっています
- 60日間の無料お試し期間
1週間や30日間でないため、十分な検討期間を設けることができます
<Inkdropを使う上で気をつけておきたい点>
- 日本語対応していない
メニューなどが全て英語のため、抵抗がある方はうまく使いこなすのが難しいです
- エンジニアやデザイナー以外の人には必要ない機能がある
Markdownでの記載やコード共有など、エンジニアやデザイナー以外の人には使わない機能が多いです

個人的なメモを中心に残したい人向けメモアプリ
「Evernote」

Evernoteは、クラウドにメモとして保存し、情報を収集、蓄積するメモアプリです。
ノート形式で情報を記載することができる他、多くの機能が付いているので、高機能なツールを使いたい人向けになります。
<Evernoteのポイント>
- Webクリップ機能
メモ内に、気になったweb上の記事などを、簡単に貼り付けることができます
- あらゆる情報を全て一箇所に
テキスト情報や画像、動画など、あらゆる情報を一つのメモで管理することができます
<Evernoteを使う上で気をつけたい点>
- チーム全体への共有はしにくい
個人向けに使うことをメインに作られているため、共有して使うには難しく感じます
- 高機能なため、使い方が難しい
メモ機能には様々な機能がついているため、シンプルに使いたい場合には迷う可能性があります

「Onenote」

OnenoteはMicrosoftが提供するメモアプリです。
テキストを書くだけでなく、画像や動画、ファイルを任意の場所に自由自在に貼り付けることができます。
<Onenoteのポイント>
- テキストや画像の自由な配置が可能
テキストや画像を、メモ内の任意の箇所に自由に配置できるため、自由度が高いメモを作れます
- Office製品との連携
ExcelやWordのファイルを貼り付ければ、ダウンロードすることなく、すぐに開くことができます
<Onenoteを使う上で気をつけておきたい点>
- 情報構造の概念が難しい
「セクション」や「ページ」など情報構造を把握するのが難しいため、気軽にサクッと情報を残すようなことができません

「Bear」

Bearは、Markdownなどのさまざまなマークアップに対応したメモアプリです。
タグ検索できたり、添付ファイルがあるメモだけ検索できるなど検索性に優れているのが特徴です。
<Bearのポイント>
- 複数のメモの相互リンクが可能
メモ内にテキストリンクを貼り、別のメモへのリンクを簡単に作れます
- デザイン性に優れている
自分好みのテーマにカスタマイズできるなど、遊び心のあるインターフェースです
<Bearを使う上で気をつけたい点>
- デバイス間で同期するには有料プランにする必要がある
複数デバイスで情報を同期して使いたい場合には、有料プランへの加入が必要です
- 共有には向いていない
あくまで個人的にメモを蓄積していくアプリなので、共有には向いていません

「Google Keep」

Google Keepは、Googleが提供しているメモアプリです。
Googleアカウントと連動しているため、保存されたメモは全てGoogleアカウントに管理されます。
<Google Keepのポイント>
- Googleアカウントと連動
Googleアカウントを持っていれば、端末に関係なく、どこからでも自分のメモにアクセスすることができます
- パネル形式での表示
保存したメモは、パネル形式で表示されるため、一覧性が高く、どのようなメモが保存されているか把握しやすくなっています
<Google Keepを使う上で気をつけたい点>
- フォルダではなくラベルでの管理
ラベルでの管理となり、フォルダ階層化できないため、メモの整理をするのが難しく感じます
- あくまで個人向けのメモツール
個人のメモをどんどん蓄積するのには向いていますが、それらを共有することには向いていません

「Simplenote」

Simplenoteは、簡単にメモやアイディアなどを残しておけるメモアプリです。
メモをフォルダではなく、タグで管理するのが特徴的なツールです。
<Simplenoteのポイント>
- Markdownが使える
メモアプリながら、Markdown記法にも対応しています
- 完全無料で使える
全ての機能を無料で使うことができます
<Simplenoteを使う上で気をつけたい点>
- 多くのメモを整理するのが難しい
フォルダ階層で管理できないため、メモが多くなった際の整理が難しくなります
- 共有には向いていない
あくまで個人的にメモを蓄積していくアプリなので、共有には向いていません

[参考]iPhoneでもAndroidでも使えるノートアプリの紹介記事
まとめ
iPhone対応のメモアプリを使って、仕事上のメモをうまく活用できれば、今までよりも効率的に業務を進めることが可能になります。
メモアプリにも様々なタイプがありますので、普段どのようなメモの取り方をするかで選ぶものが変わってきます。
是非マッチするアプリを活用してみていただければと思います。